ハッセルバックポテトとオニオンスープ
仕事の日も休日も、ゆっくり料理を作っている時間が大好きです。
今日はハッセルバックポテトに近所の店の美味しい自家製ベーコンを焼き、飴色までじっくり炒めたオニオンスープに、昨日買ってきた食パン。
昭和の香りが漂う温泉宿と真逆の夕食ですな〜
朝ごはんについて
少し前から朝ごはんの提供を初めております。ワンコインの簡単な和定食なのですが…
安く提供したい、でもがっかりされたくない。食材ロスを少なくしたい(10食提供する日もあれば、3日間0の時もあるので)。飲食をやられている方には当たり前の話だとは思いますが。
ご飯30円、卵20円、魚75円、付け合わせ30円、漬物20円、味噌汁30円、小鉢50円、こんな簡単なメニューでも原価で250円もかかってしまい、儲けるというよりもサービスの意識です。
ご飯は土鍋で炊いて、卵は温泉卵にして、魚を焼いて、漬物を漬けて…極力冷凍食品を使わないようにしてるので手間だけが増えていますwスタッフのみんな、ありがとう!!
飲食店ではないので、食事だけで儲けを出す必要はなく、予約率のアップ、顧客満足度の向上によるリピート率の向上、口コミ評価の向上などを目的にやっているのですがね。
ただ、少しは売上や利益に貢献する数字を出したいとも考えてしまうのです。数字が伴わないとモチベーションが下がってしまうことにもなり…難しいです。売上や利益ではない、客観的な数字が出る指針を作らなくてはいけないなと思っております。
21時、騒がしいチェックイン…
休暇期間中で僕は対応していないのですが、21時頃受付付近で騒がしい外国語…
対応したスタッフに確認したところ、チェックインしたお客さん(タイ人の3人組)が、ガソリンが殆どない!明日街まで降りられない!!と騒いでいたらしい。うちの最終チェックインは18時までと予約サイトに明記。事前連絡を頂けば20時まで。無連絡で21時に来たお客さんに除雪機用の携行缶のガソリンを分けてあげたと。
お金払って貰ってJAF呼べよー。
約束を守らないお客さんはトラブルを招く。優しく対応する必要なんてないのに。本当はチェックインもさせたくない…案の定、自炊用のキッチン散らかすし、煩いし、他のお客さんに迷惑かけてしまったし。
任せていたスタッフは応援で来ている社員(僕がこの宿の責任者になる前任の責任者)。目の前のお客さん、トラブルだけを考えて行動してもダメなんだと気付いてくれよ…
ゴールデンウィーク前の休息
実は11日から約10日間のまとまった休暇を取っています。宿が暇なことと、GWの短い期間は頑張って2人体制で宿を回そうと思っているので、その前に鋭気を養おうと。。。(いや、本当はもう1人スタッフが欲しいけど、集まらない気がしてね…)
休日はプライベート空間の管理人室でゴロゴロしたり、2、3泊の旅行に行ったり、はたまた近隣にドライブに行ったりしてます。
今日は、少し前に館内を改装をしてくれた大工さんのうちに行き、納屋に眠っているコーヒーカップや食器を貰い、近所の行った事がないパン屋やカフェに行ったりしてました。春から始めるランチ営業のための食器、お客さんに紹介するお店の調査…うわっ、仕事じゃないか!
もちろん最初から気付いてましたよ。今日は休日というより、半分仕事だって。こんな仕事をしていると、生活と仕事は一体となるんですよ。構わないです。
お付き合いさせて貰ってる10以上離れた彼女に申し訳ない気持ちがありますが…
スタッフ事情
うちの宿のスタッフは僕を含めて全員が住み込みです。
うちにとって、宿を運営していくので一番大変で、そして重要な事がスタッフの人件費と確保になります。ハイシーズンの夏場は月間の売上が300万円程度、オフシーズンは30万円まで落ち込む月も昨年はありました。完全素泊まりでやっていた昨年、ハイシーズンは4名、オフシーズンは1名で何とか回せました。正社員1名と季節ごとに住み込みスタッフのアルバイト。うちが他の会社が手を出さない建物で宿運営を始め、経営が成り立つ理由の1つに、人件費を抑えてられていることがあります。
住み込みのアルバイトさんは、住み込みバイトを点々としながら旅をしている若者、大学生の夏休み、夢の途中の人などがメインです。お金は最低限しか出せてあげないけど、それ以外の時間や体験を提供してあげる、そんなギブアンドテイクでやっていこうと頑張っております。
んで、僕はこの宿をやるにあたって、恋人を住み込みのアルバイトとして採用して、一緒に働いています。1人でも回せる時期はありますが、それでは宿が成長しないし、お風呂がある以上男女スタッフがいた方が良いし、1人で宿をやってたら多分僕自身が荒んでいくし、カップルや夫婦で営んでいた方がお客さんの印象も良いし。
なのでこのブログは、温泉宿運営の裏側、お客さんのお話、スタッフのお話の他に、僕と彼女の生活話も書いていきますよ。
うちの温泉宿について
これからブログを読んで頂く方がより映像がイメージできるように、簡単にご紹介をしておこうかと。
うちの宿は始めて間もないのですが、建物自体は古く築50年以上。元々別の方が温泉宿を営まれていたのですが数年前に廃業。空き家になっていた建物をうちが買い取り再スタート。
客室は約15室、男女それぞれ大人が2〜3名入れる程度の小さな内湯と、やはり男女それぞれに大人が5〜6名程度入れる露天風呂。
館内は少しずつ改装をしているのですが、まだまだ閑散としている雰囲気。良い意味でも悪い意味でも昭和の匂いが漂う湯治宿と民宿とゲストハウスを足して3で割ったような基本は自炊の安宿となります。
現在は素泊まりの宿泊客と日帰り入浴のお客さんを迎え入れる形で営業しております。(一部朝食サービスを最近始めましたが、その話はまた今度。)